chigusa【詩的】

絵と言葉の交差点を探して

 

絵と言葉の交差点を探して

 

 

先日、『浜口陽三、ブルーノ・マトン展 ― ひとつ先の扉』展へ行ってきました。

 

 

場所は初めて行く、ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション

 

期間が4月いっぱいだったのですが、GWまで延期したので助かりました。

 

 

 

 

それまで浜口陽三氏を知らなかったのですが、

銅版画作家の方でした。

 

生家がヤマサ醤油の家系らしく、

それで美術館の名前がヤマサコレクションなのね、と。ふむふむ。

 

 

ここはカフェも併設していて、

メニューの中にマーブル醤油アイスというのがありました!

バニラアイスに黒蜜風の醤油が混ざっているらしいです。

 

どんなお味か気になる…!!

けれどカフェは満席だったため断念しました。;;

 

 

 

美術館の中へ

 

 

1階は銅版画や実際に使われた銅板の展示がありました。

銅板画はあまり見る機会がないので、興味深かったです。

 

そして螺旋階段を下った地階にブルーノ・マトン氏の作品が展示されていました。

 

 

 

その一角に、わたしが今回行くきっかけになった企画を発見。

(地階は撮影OKでした。ありがたい。

照明暗めなところを携帯カメラで撮ったので画像粗めです。)

 

 

 

 

 

マトン氏の絵と、その横の壁一面に言葉がいっぱい。

 

その言葉は、詩人の谷川俊太郎氏と大岡亜紀氏のものでした。

 

 

 

実はわたしは美術館などで、壁にこんなふうに言葉が載っているのが大好きで。

 

キャプションで別に貼られているのよりも、

壁に直接印刷されたように置かれた言葉が好きなのです。

何かの性癖ですかね(笑)

 

 

 

絵と言葉をつなげる何か

 

コーナーを進むと、小さな透明な箱に先程の言葉のかけらがたくさん入っておりました。

 

 

ここから一つ紙片を取り、次に置かれたマトン氏の絵に当てはめて、

自分でタイトルを置いていけるスタイル。

 

 

 

この企画、ほんとにおもしろいなぁと思いました。

 

絵と言葉を自分の感覚でつなげていく。

何かしらの意識がふたつを結びつけるのです。

そしてそれに正解はない。

自分の感覚だけがすべてで。

 

 

たとえば、谷川俊太郎氏の言葉には

 

ためらいながら歩む秘密

 

白い曖昧の眩しさ

 

かすかに意味がある贈り物

 

などがあり、

 

大岡亜紀氏の言葉には

 

あなたの―

きっと幾つかある後悔は、どの星に灯されているの?

 

あなたが―

ここに来るまでのあいだ、胸に歌は流れていた?

 

あなたは―

こころに住むもうひとりのあなたから、ノックされたことはある?

 

などがありました。

(これらの言葉、お持ち帰り用のプリントアウトされたものがあって、

それもありがたやでした。)

 

 

 

 

コトバが生まれる

 

最後に、紙と鉛筆が置かれております。

 

ここに、これまでを見た上で、自分の中から生まれた言葉を記します。

 

 

そしてそれらが七夕の短冊、もしくは絵馬のように飾られておりました。

 

来館した人たちの言葉がふわふわと。

 

 

そう、影も素敵。

 

わたしもちょこっと参加などしてみたり。

 

 

 

 

 

そして帰りに、入口で売っていた谷川さんの御本を衝動買い。

 

いや、この流れなら買うでしょ!みたいな気持ちで(笑)

 

 

ちょうどこの帯の「できるだけ少ない言葉で」というのにも惹かれて。

 

言葉が氾濫している現代で、

谷川氏ならどんな言葉を紡ぐのだろうと思い。

 

静かな雨の日にお気に入りの温かい飲み物でも淹れて

ゆっくり読んでみたい詩集でした。

 

 

 

今回の企画みたいに、

言葉と別のものをつなげるような企画展示があったら嬉しいなと思いました。

 

普段使っている言葉の延長に、

詩や詩的な世界があるんだなと思える機会が増えると良いです。^^

 

 

chigusa

 

 

 

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