二人のヴェルレーヌ

先日、久しぶりにクラシック音楽を体感してきました。

久しぶりすぎて、まさに体感でした。

 

 

ピアノとヴァイオリンの音が身体の隅々まで染み渡る感覚。

 

生の音が耳、鼓膜を震わせて、身体中に伝わっていく感じ。

 

 

まるで身体も浄化されるようで、すごく良い時間を過ごさせていただきました。

 

今回のプログラムではドビュッシー、コダーイ、バルトークの音楽を。

ドビュッシーらしいと思える優雅さや、
民謡など民族的な歌のイメージ、
そして力強さ。

 

東欧もいつか行ってみたい地域ですし、全体的にけっこう好きな感じでとても良かったです。

 

わたしはクラシック聴くのは好きですけどもまったく詳しくないので、
いつもプログラムの解説をめちゃくちゃ読むんですが。

 

そんな中、プログラム中に『巷に雨の降るごとく』というフランスの詩人ヴェルレーヌの詩を見つけまして!

その詩を元に作られた曲などを聴けて感激してました。

 

 

いつだって詩を感じられるものは尊い。(わたしにとって)

 

 

巷に雨の降るごとく
わが心にも涙降る。
かくも心ににじみ入る
このかなしみは何やらん?

 

これは堀口大學の訳ですが、五七の読みやすい語呂で訳すあたり、彼っぽいですね。

 

他にもいろんな人が訳しているので、違いを楽しみたいところでもありますし、

この詩にはアルチュール・ランボーからの影響も色濃いらしいので、

その辺も追求してみたいと思うところ。

 

 

と!そんな記事を書こうとして、最近友人から借りている横溝正史の由利麟太郎シリーズ(いきなりの横溝(笑))を読んでいましたら、

そこにも出てきましたこの詩が!!

 

読んでいたのは『蝶々殺人事件』
(ドラマにもなっていた話の原作です)

 

声楽家の殺人に関係してくる歌い手が、以前ヒットを出していたその曲の歌詞こそが前出のヴェルレーヌの詩だという。

 

これはもう引き寄せとしか言いようがなくて、

さすがに笑ってしまいました。

 

昨日の今日で二人のヴェルレーヌに出会うとは。

 

 

やっぱり仏詩にも関わりたいと強く思った次第でした。(^^)